【帯状疱疹】
当院では、2019年3月より、50歳以上の方を対象とした、
帯状疱疹予防をするワクチン接種を始めました。
帯状疱疹は、水痘ウィルスによって発症する高齢者に多い病気です。
皮疹が治った後も神経痛が長く残ることがあり、早期の治療が必要です。
この水痘・帯状疱疹ワクチンの接種により、
帯状疱疹・帯状疱疹後神経痛の頻度はともに低下することが証明されています。
しかしながらこのワクチンは弱毒化ワクチンですので
免疫不全の方ではワクチン接種ができません(妊娠中、非寛解状態の血液
癌、造血幹細胞移植、免疫抑制療法中)。
ご希望の方はご相談ください。
自費で、1回7500円
となりますので宜しくお願いします。
《帯状疱疹発症予防のためにワクチン接種を 》
帯状疱疹は小児期に帯状疱疹ウイルスにより水痘(水ぼうそう)にかかり、
いったん治癒したのち脊髄後根神経節等に潜伏した帯状疱疹ウイルスが
再活性化することで発症します。
帯状疱疹は皮疹や痛みを生じ、治癒した後も痛みなどが長期間持続する
(帯状疱疹後神経痛)ことがあります。
特に高齢者では2割程度の方に帯状疱疹後神経痛が見られることが報告されており、
帯状疱疹後神経痛の痛みはときに極めて激烈
であり管理が難しいことから患者の負担は大きいものとなっています。
現在では50歳以上成人に水痘ワクチン(乾燥弱毒生水痘ワクチン「ビゲン」)を接種する事で帯状疱疹の発症、帯状疱疹後神経痛の発症を抑制する事ができます。