今年も花粉症の時期がやってきました。
スギ花粉の飛散開始は東京では2月中旬に始まり、飛散のピークは
3月上旬~4月上旬となり、多く飛ぶ期間が長い予想です。
スギ花粉のピークが終わる頃になると、ヒノキ花粉が飛び始め、
その後ピークが始まります。
東京では4月上旬から中旬になりそうです。
気になる今年の花粉の量は、東京における2019年のスギ・ヒノキ花粉量は
「去年と比べてやや少ない(70~90%)」で、「例年比ではやや多い(110~150%)」
という予想になっています。
ここ数年は花粉症の症状が軽かったり、未発症の人でも油断はできず、
早めからのしっかりとした花粉症対策が必要になります。
当院では、
症状の程度によって、抗アレルギー剤・抗ヒスタミン剤・ステロイド剤の
内服薬・点鼻薬・点眼薬および漢方製剤などを適宜組み合わせて処方いたします。
花粉症の初期療法は花粉が飛びはじめる前から花粉症の薬(内服薬や点鼻薬)
を使いはじめるという治療法です。
たとえば、東京では2月上旬から始めることが望まれます。
花粉が飛散する1~2週間ほど前から抗アレルギー剤を服用することで、
アレルギー症状を緩和させることができます。
症状がひどくなってから服薬を開始すると、効果をあまり感じなかったり、
強い症状を抑えるために、内服薬の量が増えることがあります。
当院では内服薬だけでなく、点鼻薬・点眼薬を併用し、患者さまの症状や
ライフスタイルに合わせた投薬を行っています。